あの有名な?富士山に初のお目見えをしてきました。
四国からはるばるの夜行バスツアーで朝の五時前、寝不足な目を開くと
そこはもう河口湖畔。
富士には色々な登山道がありますが、今回我々が辿ったのは中でも
最もポピュラーな吉田口からのルートです。
スタートラインの五合目で標高は2305メートルはありますから
これだけでも四国の最高峰を軽く抜いていると言う・・・
さすが日本一の山だわ・・・

こんな大きなお土産店が何軒も立ち並び、大型バスがひっきりなしに
人を運んでくる様はまさに巨大観光地なんですが、一つ違うのはここには
電気も水道も来ていないのだそうです。
水はタンクローリーで街から運び、電気は自家発電で賄っている
と言う事で、トイレ有料一回100円も納得でしたよ。

あまり快晴と言うには程遠いお天気でしたが、雨も降らず
これは上々でないの、と機嫌よく登り始めたのが10時半。
想像していた通りに大小の火山礫が敷き詰められた登山道を
もくもくと歩き出してから数時間、始めはハラハラと、次第にパラパラ
しまいにはザアザアの雨になり、雹らしき白い粒が混ざって落ちてきて
下の方からゴロ、ピカ、バリバリと・・・
稲妻も辺り一帯を走りますし、お腹に響くゴロゴロがなんとも不気味で
前にも後ろにも危険がいっぱい?と言う状況となりました。
先頭を歩く現地の山岳ガイドさんの判断で、とある小屋に
緊急避難させてもらい、そこで1時間あまり
身動きの取れない立ったままの雨宿りをしたのでした。
何せ、命の危険が差し迫っていますから、周辺の登山者もいっせいに
小屋に入れてもらってスシ詰め状態。
でも、この超過密雨宿りがどれだけラッキーな事だったのかは
翌日自宅に帰ってニュースを見たときに初めて知ったのです。
私たちが雨宿りをしている時間帯に、同じ登山道のやや下あたりで
男性の登山者が落雷を受け亡くなったと言うものでした。
自然の力の巨大さに背筋が凍る気持ちでしたが、その時は
そんな大変なことは露知らず、どこかに落ちてるネエ?などと
呑気そうな話をしていましたから、危機感ゼロのノーテンキ
と言わざるを得ません。

六合目までの登山道脇で見つけた花、
ホタルブクロ?ですよね?ピンクが可憐でした。
まさかこの登山道でそんな事件があったとは知らぬまま
1時間以上も予定より遅れて8合目の小屋にやっと辿り着き
こうして初体験富士の初日は暮れたのでした。
それにしても、想像をはるかに超えた体験でした。
雹も雷もその後の山小屋も・・・